Webライターとして仕事をしたい方に、Webライターの始め方を紹介します。
Webライターは資格などは不要ですので、自身がWebライターと名乗れば始められます。しかし、環境やスキルがないままWebライターになると、仕事が成立しなかったり稼げない可能性があります。
そこで今回は、初心者向けにWebライターの始め方を5ステップで紹介します。
5つのステップを順に進めることで、Webライターとして仕事ができるようになるでしょう。
- Webライターの始め方を5ステップで紹介
- 番外編:得意なジャンルを見つける
- 初心者が案件を獲得して稼ぐために実践すべき3つのこと
- Webライターを始めるときの注意点
- Webライターを始めるときのよくある質問
- あなたもWebライターを始めてみよう!
Webライターの始め方を5ステップで紹介
実際に現在Webライターとして働いている私も、今回紹介するステップでWebライターとして成長してきました。
Webライターとして仕事を獲得して収入を得るまでに必要なステップを以下にまとめます。
ステップ1:作業環境を整える
Webライターを始める場合、パソコンは必要です。スマホでもできなくはないですが、2000文字程度の文章を作成することが多くなるため、スマホではきつくなります。ハイスペックである必要はありませんが、自身が使いこなせるパソコンを用意しましょう。
また、ライティングを行うツールも整えましょう。Webライターとして仕事をする場合、最初は無料のツールのみでOKです。WordやGoogleドキュメントなど、文章作成ができるツールを準備しましょう。
そして、Webライティングに取り組む際、快適な作業環境を整えることは不可欠です。静かな場所、集中できる空間、そして自分に合ったデスクや椅子などの適切な家具が重要です。
とにかく最初は、自分にとって使いやすい、文章作成がスムーズにできる、長時間作業できる環境、を基準に準備しましょう。
ステップ2:基礎スキルを身につける
基礎スキルは大きく分けて、ライティングスキルとパソコンを使うスキルの2つがあります。
ライティングスキル
文章の構成や表現力を高めるための基礎スキルを学びましょう。文法や文章のリズム、クリエイティブな表現などが含まれます。
Webメディアやブログを読んだり、書籍などを利用してスキルを養うのがおすすめです。
パソコンを使うスキル
Webライティングにおいて、PCの基礎スキルは不可欠です。パソコンを使うことに慣れていない場合は、パソコンを使いこなせるようになりましょう。
まずはタイピングスピードを向上させ、効率的に文章を入力する能力を養いましょう。また、テキストエディタやワープロソフトの使い方を習得し、基本的なフォーマットやスタイルを理解します。画像の挿入やリンクの貼り付けなど基本的なウェブ作業も重要です。さらに、インターネット検索や情報収集、データ整理なども必要です。
これらの基礎スキルを身につけることで、効率的でクオリティの高いコンテンツ制作が可能になりますし、仕事のスピードが上がることで結果的に稼ぐことにつながります。
ステップ3:Webコンテンツを書いてみる
Webライターを始める次のステップとして、実際にWebコンテンツを作成しましょう。
Webライターの仕事は、Webコンテンツを作成することです。大事なのは、最初は自分で考えたテーマで、自分に向けて納品することです。つまり、稼ぐことは意識せず書くことに集中します。
自分でWebコンテンツを書くことは、実践を通じてスキルを磨く最良の方法です。自分のブログやSNSで記事や投稿を書き、テーマを選び、読者に価値を提供することでライティングスタイルを発展させましょう。
また、さまざまな形式のコンテンツを試してみてください。ブログ記事、SNSの投稿、コピーライティング、SEO対策の記事などを経験することで、自分の強みや興味のある分野を見つけることができます。
記事を書き始めて完成させるまでを一通り経験することが需要です。
ステップ4:クラウドソーシングに登録する
ここまで来たら、いよいよライターとして”仕事”をしてみましょう。
クラウドソーシングは、企業や個人はWebライターなどに仕事を発注するプラットフォームのことで、Webライター向けの案件を見つけて応募できます。
Webライターを始める方は「クラウドワークス 」などに登録しておくと、ライティングの案件を探しやすいです。
ステップ5:記事を納品して報酬を受取る
Webライターを始めるときに、クラウドソーシングを利用することで、実際の依頼主からの仕事を通じて経験を積むことができます。さまざまなトピックやスタイルの依頼があり、それに応じた記事を執筆することで、幅広い経験を得られます。
また、納期厳守やクライアントとのコミュニケーション能力も向上させるチャンスです。ただし、報酬や条件は案件ごとに異なり、応募が殺到した場合は採用してもらえない可能性もあります。そのようなときもめげずに、実績を積んで評価を高めていくことが大切です。クラウドソーシングを通じて、実際のライティング経験を積み、自身のスキルを向上させましょう。
私は報酬をもらって記事を納品することで、自身が作成している記事が「商品」であるという意識が強くなりますし、Webライターとしての自覚も生まれやすくなりました。
番外編:得意なジャンルを見つける
Webライターの始め方としては番外編ですが、今後Webライターとして仕事をする場合、自分の得意分野や興味を持っている分野を見つけ、その分野に特化するとよいかもしれません。
特定のニッチに特化することで、需要のあるライティング分野を見つけることができます。
知識が豊富なジャンルや、資格を持っていると、案件を獲得しやすいでしょう。
初心者が案件を獲得して稼ぐために実践すべき3つのこと
Webライターの始め方のステップとして、クラウドソーシングの利用を紹介しましたが、初心者ライターはなかなか案件を獲得できません。
やはり競合のWebライターが多く、依頼者側はスキルや経験が豊富な人に依頼したくなるのは当たり前ですよね。
ですが、初心者のWebライターは全く案件を獲得できないわけではなく、むしろライター始めたての人を探している場合もあります。
まずは以下の3つを実践して案件を獲得しましょう。
プロフィールを作り込む
プロフィールは自己PRの場。実績やスキルを詳細に記載し、興味のある分野や強みを明確に表現することが重要です。具体的な実績やポートフォリオを提示することで信頼性が高まりますが、最初は提示するのが難しいですよね。
そんなときは、自身の強みや得意分野だけでも書きましょう。
スケジュール通りに必ず納品、短納期で執筆できる、レスは24時間以内など、他のWebと差別化できる強みを書くと良いでしょう。
連絡はすぐに返す
迅速な対応は信頼構築に繋がります。クライアントからのメッセージや質問に迅速かつ丁寧に返答することで、信頼感を築きます。
実際に私は依頼者側としてクラウドソーシングを利用したことがありますが、レス速度が早いWebライターさんには安心して仕事を依頼できますし、またお願いしたいという気持ちになりました。
連絡をすぐに返すことは、プロ意識や責任感を示すと同時に、競争の激しいクラウドソーシングでは依頼を獲得するための差別化ポイントにもなります。
提案文は読み手のことを考えて作る
クラウドソーシングでは、応募する際に依頼者に提案文を送ります。提案文は依頼者に向けた応募用のメッセージで、志望動機のようなものです。
クラウドソーシングでは、依頼主のニーズに合致する提案をすることが鍵です。依頼内容に焦点を合わせ、提案を具体的で魅力的に構築しましょう。読み手の課題や要望を理解し、その解決策を提案文に盛り込むことで、依頼主の興味を引き、仕事を獲得する可能性を高めます。
Webライターを始めるときの注意点
Webライターを始めるときの注意点を紹介します。以下の3つを心にとめておくことで、初心者の方も心が折れずにWebライターを続けられるでしょう。
はじめは稼げないことを理解しておく
Webライターを始める際、最初から稼ぐのははっきり言って難しいです。Webライターの仕事は、文字単価で決まっていることが多く、文字単価1円=2000文字書けば2000円の報酬という計算になります。
ただし、クラウドソーシングでは文字単価1円以下の案件が大半で、文字単価が高いものは実績がある人に依頼が集まります。
そのため、最初は稼げないということを理解しておきましょう。経験を積み、実績を築くことで徐々に報酬を高められます。
趣味ではなくビジネスであることを意識する
Webライティングはクリエイティブで楽しい作業ですが、プロの世界ではビジネスとして捉えることが重要です。
日本語表現や文章作成は義務教育を受けている人なら基本的に誰でもできることや、Webライターには資格がないことから「文章を書くだけ」「簡単」といったイメージを持つ人も居ます。また、ブログやSNSで仕事をすることが多いため、趣味と混同してしまう人もいます。
しかし、Webライターとして報酬を得るには、クライアントのニーズを満たし、納期を守り、品質の高いコンテンツを提供することが求められます。
自身の書くWebコンテンツが商品になること、そしてたくさんの人に読まれるというプロフェッショナリズムを持ち、自己管理能力を高めましょう。
Webライターを始める目的や目標を明確にしておく
始める前に自身の目的や目標を明確にしましょう。目的や目標は何でもOK。
収入を増やしたい、スキルの向上、特定の分野に詳しくなりたいなど、自分の望む将来像をイメージし目標を設定することが重要です。これにより意欲を保ち、効果的な戦略を立てることができます。
Webライターの収入は月〇〇円を目指す、SEOのについて人に説明できるまでのスキルを身につけるなどできるだけ具体的な目標を作りましょう。
Webライターを始めるときのよくある質問
最後に、Webライターを始める際によくある質問をQ&A形式でまとめました。
新しいことを始める際は不安がつきものですが、下記を参考に不安を解消しましょう
Q.Webライティング経験がなくてもWebライターになれますか?
A.はい、ライティング経験がなくても始めることは可能です。
本記事で紹介しているように、初心者でもWebライターを始めることができます。基礎スキルを学びながら経験を積んでいきましょう。
ただし、未経験・ノースキルで簡単に稼げる仕事ではないことを理解しておきましょう。
Q.Webライターを始めるのに文章力は必要?
A.Webライターを始める際、基本的な文章力や表現力があればスタートできます。高い文章力は重要ですが、最初から完璧である必要はありません。
Webライターは誰かに読んでもらう記事を書く仕事ですので、最低限わかりやすい文章や、相手に正しく伝わる文章を作る能力は必要です。
経験を積むことで文章力は向上し、センスも磨かれていきます。最初は完璧でなくても構いません。継続的な努力と向上心が重要です。
また、校正ツールなどを使用すれば誰でも安定した品質の文章を書けるようになります。
私は「文賢」を愛用中です。自分の書いた文章のダメなところを直してくれたり、正しい文章を提案してくれます。ツールを使用することで自分の文章力もアップしているように感じます。
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Q.Webライターは主婦や大学生でもなれる?
A.はい、Webライターは主婦や大学生でもなれます。
Webライターの仕事は、パソコンとネット環境があればできるため、家事や学業と両立させることが可能です。ライティングの仕事はスキルと熱意が重要であり、学歴や職歴に関係なく参入できます。自己管理能力や継続的な学習意欲があれば、誰でもWebライターとしてスタートできます。
ただし、最初は記事作成に時間がかかることが予想されるため、片手間で始めるのは避けましょう。1日◯時間はWebライターとして働く時間、というように決めておくのがおすすめです。
Q.Webライターの仕事は大変?
A.仕事の大変さは、受ける案件の数やその人のキャパシティによって違うので一概に言えません。
Webライターの仕事の大変さは個人の経験や仕事の範囲によって異なります。複数の案件を同時に進めると、納品日が重なったり次々に来る締切に追われたりすることもあります。
一方で、1つの案件を丁寧に進めるということも可能です。
Webライターの特徴は、フリーランスや副業の場合、仕事量を自身で調整しながら仕事できることなので、自分の状態にあわせて調整しましょう。
あなたもWebライターを始めてみよう!
現在Webライターとして企業で働いている私も、最初は未経験からスタートしました。
Webライターは資格なしで始められるお仕事です。参入障壁が低く、手軽に始められます。ただし、決して簡単に稼げる仕事ではありません。
今回ご紹介した5つのステップを実践して、稼げるWebライターを目指してみましょう。